シニアのための保険の選び方|本当に必要な保険だけ残そう

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60代を過ぎた頃、夫婦で老後の生活を見直すことにしました。そのとき気づいたのが、「入っている保険、多すぎない?」ということ。

若い頃に勧められるまま入った生命保険、医療保険、がん保険…。どれも何となく「安心だから」と継続してきましたが、内容をよく見ると今の生活に合っていないものが多数ありました。

今回は、私たちの実体験を元に、シニアにとって本当に必要な保険の選び方についてまとめました。今の自分に合った保険だけに絞ることで、家計にも心にも余裕が生まれますよ。

なぜシニア世代に「保険の見直し」が必要?

保険は「万が一の備え」ではありますが、年齢やライフステージによって必要な保険は大きく変わります

例えば、子どもが独立して住宅ローンも完済している60代夫婦にとって、高額な死亡保障の生命保険は必要でしょうか?

今後の生活を支えるのは年金や貯金であり、万が一の時に家族に大金を残す必要はもうないというケースも多いはずです。

私たちが見直した保険の例

保険証券を引っ張り出して、全部洗い出しました。すると、以下のような無駄が浮き彫りに。

  • 20年前に入った終身保険:毎月1.5万円払っているが、保障は300万円。貯蓄もあるため必要性が低い。
  • 医療保険(通院保障付き):入院日額5,000円、通院1,000円の保障だが、医療費控除や高額療養費制度でカバーできる部分が多い。
  • がん保険:特約が多すぎて、どこまで保障されるか自分でもわからない。

結果、死亡保険は解約し、医療保険はシンプルなタイプに変更。がん保険も特約を整理し、月々の保険料は約半分に削減できました。

シニアが見直すべきポイント

保険を見直す際は、以下の観点からチェックしてみてください。

  1. 死亡保障の必要性は?
    →遺族の生活費が不要なら、保障は縮小または解約してOK。
  2. 医療保障は過不足ないか?
    →高額療養費制度や公的保障も確認し、過剰にならないように。
  3. がん保険・介護保険のバランスは?
    →今後のリスクとして現実的な部分を重点的にカバー。
  4. 払込期間の確認
    →終身保険でも80歳まで保険料が続くものは、老後負担になる可能性大。

無理なく続けられる保険が「本当に必要な保険」

私たち夫婦は、「保険のせいで生活が苦しくなる」本末転倒な状態に気づき、見直すことにしました。

大切なのは、将来の不安に備えつつ、今の暮らしを圧迫しない保険を選ぶこと。年金生活が始まる前の60代〜70代は、見直しのベストタイミングです。

まとめ:保険は「持ちすぎない」が正解かも

シニア世代にとって、保険は「不安を減らす手段」であって、「不安を増やす原因」になってはいけません。

必要最小限の保障に絞ることで、家計に余裕ができ、その分を趣味や旅行、孫との時間に使えるようになります。

今ある保険、全部本当に必要ですか?
ぜひこの機会に、あなたの保険を“今の自分に合う形”に整えてみてください。

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